April 13, 2005

観世流能を堪能

今日は午後から,観世流のお能を堪能。渋谷の,観世能楽堂へ出向く。

武田同門会によるお能だ。
能楽堂で見るお能は始めてである。
あの「静」の動きは,かなり鍛錬が必要だろうし,また体力もいることだろう。


実は,武田同門会(HP制作中だとか)は,能の文化の継承に積極的である。特に,若手の能楽師とは,異業種交流会で出会い,さらに,私が先月関わった「お酒とサムライニッポンの会」という京王プラザホテルのイベントに招待した。

そのとき披露された能とは今回は違い,本格的な能。日本文化って素晴らしいなあ,と改めて感じた。

お能は,午後4時から始まって,終了したのが午後9時。なんと5時間。うち,お能の舞台が3つ,狂言1つ,というように,とても贅沢な内容だ。それでもって,入場料が5,000円なんだから。

お能については,全くの無知だから,観るときのマナーとか,拍手を送るタイミングとか,実はよくわからない。
これからちょっとずつ勉強していこう。

でも,お能は,静寂の中で行われるもの。だから,静かに観てもらえるのが一番嬉しいということを,同門会の人から少し聞いた。

今,日本文化の素晴らしさを伝える活動が活発になってきている。やはりこの素晴らしい文化は,継承されて当然なのである。

能の良さは,静の中に,激しい動がある。演目にもよると思うが,動をたくさん取り入れた演目は,迫力はすごい。
かといって,静も素晴らしい。かなり感動。

でも,さすがに5時間は長かった。ときどき,船を漕いだ。あの鼓の音が,なんとも心地よく,眠りを誘った。

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